説明
364号の主なコンテンツ
(表紙:ヴァレンティノ・クチュール)
◆2013-14秋冬パリ・オートクチュール・コレクション
シャネル、ヴァレンティノ、ディオール、ゴルチエ、アルマーニ、ヴェルサーチのトップ6メゾンを中心に、2013-14秋冬パリ・オートクチュール・コレクションを1点も残すことなく、詳細にレポート。カール・ラガーフェルドのシャネルやジョルジオ・アルマーニのベテラン勢は、シックな大人のテイストで洗練された美の極致を見せました。いっぽう、ディオールのラフ・シモンズや、13年ぶりにオートクチュールの舞台に復帰したヴィクター&ロルフの若手は、オートクチュールをひとつの“アート”ととらえ、斬新なアイディアで勝負しています。また、デザイナーたちのクリエーションはもちろん、オートクチュールでは、刺繍や羽根使いに代表されるアトリエの職人技にも注目を。たとえば、今号の表紙を飾ったヴァレンティノのスカートは、本物の羽根と貝殻を無数に使って、ヨーロッパ伝統のモザイク芸術を緻密に再現したもので、シャネルのラストルックに登場したウエディングドレスには、なんと6万個ものパールがきらめき、製作時間には1,000時間が掛けられました。すべて手作業による完成度の高い作品群を、たっぷりお見せします。
◆魅惑のハイジュエリー
ハイジュエリー界の頂点に立つカルティエの130年余の歴史に迫った特集「カルティエ誕生物語」では、ファミリーによって代々継承されてきたメゾンのエスプリを、アーカイブ、代表的なセレブ顧客、最新コレクション等と交えてご紹介しています。また、今季オートクチュール期間にパリで発表された、ヴァンクリーフ&アーペル、ブシュロン、ディオール・ファインジュエリー、ルイ・ヴィトン・ハイジュエリーによる最新作にも注目です。
◆クルーズ&メンズ・コレクション
5月から世界各地で発表されたクルーズ&プレ・スプリングコレクション。未来都市シンガポールを舞台に、アジア初のクルーズショーを開催したシャネルを筆頭に、ヴァレンティノ、ランバン、ジバンシィ、ディオール、マルニら人気ブランドの新作ルックをご紹介しています。また、6月末にパリで行なわれたメンズ・コレクションより、エディ・スリマンのサンローラン、マリア・グラツィア&ピエールパオロによる新生ヴァレンティノなど、女性目線からも気になる3ブランドをピックアップしました。
◆オフ・ザ・ランウェイ&カンヌ映画祭
恒例となったオフ・ザ・ランウェイリポートでは、オートクチュールコレクションの各会場に現われた、おしゃれなエディターやファッショニスタ達の着こなしをスナップ。夏とはいえ少し肌寒さの残る今季のパリでは、羽織りモノやレイヤード(重ね着)といった、日本の春秋にも使えそうな着こなしのヒントがいっぱい。最新のトレンドに詳しい彼女達ならではのバリエーション豊富な装いから、次の新たな流行が生まれるかも?!また、今号では新企画として、5月に行なわれたカンヌ映画祭でのおしゃれレポートも掲載。ハリウッドをはじめ世界各国の有名女優たちが、オートクチュールの華麗なソワレを実際にまとって、レッドカーペットに登場、その姿は圧巻です!!
ほかにも様々なブランドやデザイナーに関するトピックス、インタビュー、バックステージ情報を満載。1946年より67年間にわたって、パリのオートクチュールを真摯にリポートし続けてきたモードェモードならではの視点で、格式と伝統、革新とエスプリに満ちたモードの最前線をお伝えします。
(2013年8月21日発売、A4変型、196ページ・オールカラー、1,400円)