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MODEetMODEの歩み

モードェモードは1946年に創刊された日本最初の高級ファッション誌です。

日本の女性たちが洋装への憧れを持った戦後間もない頃、パリ・オートクチュール(高級注文服)コレクションと呼ばれる、フランスの才能豊かなデザイナーたちが発表する最新のデザインは、世界中の女性服の流行を先取りし“モードの最高峰”として注目を浴びていました。

このパリモードをお手本に、1946年(昭和21年)に日本ではじめて本格的な高級ファッション誌として創刊されたのが「モードェモード」(創刊時「私のきもの」、1960年に誌名変更)です。

やがて1960年代後半に入ると、若者たちが旧体制に反旗をひるがえすかたちで、新しいモードの波=プレタポルテ(高級既製服)がパリ・コレクションの中心を担っていきます。その後、プレタポルテの急速な成長とともに70年代から80年代にかけ、パリから波及した形でミラノやニューヨーク、ロンドン、東京といった各国の大都市でも独自にコレクションが開催されるようになりました。

その間ずっと「モードェモード」は、パリ・オートクチュールと、パリを中心とした世界主要都市のプレタポルテとの両コレクションを、春夏/秋冬シーズンごとに欠かさず現地取材し、誌面でご紹介しています。女性服の流行の変遷を60年以上にわたり真摯に伝えてきた、世界でも数少ない雑誌のひとつです。

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