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2026-27 Autunno-Inverno MILANO Donna 創造と実用性。2026-27年秋冬ミラノ コレクション

コレクションでは何かとデザイナー交代が話題になる中、今シーズンのミラノでは、
フェンディ(マリア・グラツィア・キウリ)とマルニ(メリル・ロッゲ)が新しいディレクターによるデビューコレクションで注目を集めた。
また、就任2シーズン目を迎えたデムナによるグッチも今回初のランウェイショーを開催して、新しいブランドイメージを打ち出した。

PRADA (プラダ)

ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが共同でクリエーションするプラダ。今季は「時の経過」をキーワードに、汚れたシミや破けた穴、たたみジワや編み目のほつれなどを、あえてデザインとして活かし、コットンのシャツやサテンのワンピース、ウールのコートなどに施した。15名のモデルたちが1つのルックを基に4つのパターンを展開するレイヤード(重ね着)の技術も話題になった。

GUCCI (グッチ

デムナによるグッチ待望のランウェイショーデビューは、メゾンの本拠地であるフィレンツェのウフィッツィ美術館をイメージした広大な舞台で開催された。ルネサンス期の彫像からインスピレーションを得て、ボディラインを浮き彫りにするアイテムを開発。第二の皮膚のような薄くフィットする素材と熱圧着による仕立てで、着心地の良さも追求した。

MARNI (マルニ)

今季からマルニを指揮するメリル・ロッゲは故郷のアントワープからミラノに来て、古着屋さん巡りをしている時にふと、登山愛好家たちが着用するアイテムがたくさん売られていたことに気付いたそう。今年の冬季五輪開催地となったコルティナ・ダンペッツォでも知られるように、山岳地帯に隣接するミラノ市らしい装いとして、マウンテンパーカをアレンジしたドレスやヤギ革を使ったコートなどが登場した。

ETRO (エトロ)

クリエイティブディレクターを約4年務めたマルコ・デ・ヴィンチェンツォによるラストコレクション。エトロのシンボルであるペイズリーを神話の世界へと溶け込ませて、中世ヨーロッパで広まった「ベスティアリウム(Bestiarium、動物寓話集)」のモチーフとともに、複雑な刺繍入りのニットドレスなど、個性豊かなコレクションを展開した。

FENDI (フェンディ)

創業家出身のシルヴィア・フェンディの後を継ぎ、メゾンのチーフクリエイティブオフィサーとして招かれたマリア・グラツィア・キウリ。デビューコレクションとなった今回は、これまでのカラフルなフェンディの世界観を一旦リセットするかのように、モノトーンで終始綴ったミニマルなコレクションに。男性的なテーラードを女性らしいシルエットに仕立て、襟にファーをあしらった実用的なスタイルは、新たな支持者を獲得しそうな印象を与えた。

続きは本誌(No.415)で…

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