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No.363 ’13秋冬PAP

 

 

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363号の主なコンテンツ
(表紙:ヴァレンティノ)
◆2013-14秋冬パリ・プレタポルテ・コレクション

 

シックなグレー色をまとった巨大な地球儀をバックに“グローバル”を強調したシャネル、フランドル絵画のタッチやデルフトブルーなど17世紀オランダに着想を得たヴァレンティノ、クラシックなホテルの廊下を再現した舞台で羽根とファーによるゴージャスな“ナイトウェア”が登場したルイ・ヴィトン、バラの花からインスパイアされたフリルのブラウスやドレープドレスでフェミニンさを醸したランバンなど、今シーズンもパリは個々のオリジナリティが際立ちました。デザイナー交代して2シーズン目のディオールは、“シュールレアリスム”と“アンディ・ウォーホル”のアートにヒントを得ながらメゾンのアーカイブを再現。同じくエディ・スリマンのサンローランは、メンズから続くテーマ“カリフォルニア・グランジ”でアメカジを大胆に取り入れ、思い切った若返り策に出ました。今季からニューヨークのアレキサンダー・ワンを起用したバレンシアガは、準備期間も短いことからデザインチームの色合いが強く出る結果に。他にも、人気上昇中のカルヴェンやミュウミュウ、ドリス・ヴァン・ノッテンなど、話題のコレクションがいっぱいです。

 

◆2013-14秋冬ロンドン・コレクション

 

数年ぶりにオフィシャルなファッションショーを開催し、そのゴージャス極まりない作品で話題をふりまいたトム・フォードを筆頭に、愛らしいハートのモチーフをちりばめて「トレンチ・キス」と題したバーバリープローサム、グッチグループの傘下に入って作風に厚みの増したクリストファー・ケーン、これまでにないモノトーンで新境地を開拓したメアリー・カトランズと、今季もロンドンのデザイナーたちはそれぞれに自由なクリエーションを謳歌しました。ブリティッシュ・ファッション・カウンシルの新会長に、ネッタポルテ(英国発祥の大手ファッションオンラインサイト)の女性創設者が就任したこともあり、今後のロンドンファッションウィークはさらに注目を集めそうです。

 

◆2013-14秋冬ミラノ・コレクション

 

来たる新たな秋冬シーズンを飾るにふさわしく、色もテクニックも鮮やかに、革新的なファーを次々と披露したフェンディ。パステルカラーのギンガムチェックで仕立てたクラシックなスーツに高級毛皮セーブルのカフスをあしらい、アンバランスな魅力を醸したプラダ。フィルムノワールに登場するファム・ファタルや現代彫刻家アレン・ジョーンズのエロティックな女性像を、高級素材で上品なタッチに仕上げたグッチ。ウールフランネルの素材をフォーカスし、軽さと構築性を同時に表現したボッテガ・ヴェネタ。ファーやフェザーのリッチなコートを、アイスクリームカラーのピンクやブルーでフレッシュに見せたエミリオ・プッチなど。様々な加工を施し、軽さとボリューム感を同時に表現した高級素材、深みのある秋色と真冬に着るパステルカラーの対比、イタリア紳士服の伝統に根ざしたマスキュリン・フェミニン、が今季のミラノを支える大きなトレンドとなりました。

 

◆2013-14秋冬ニューヨーク・コレクション

 

地平線へと沈みゆくオレンジ色の太陽を背にユニークなコレクションを繰り広げたマーク・ジェイコブスは、今季もニューヨークの雄として活躍しました。バレンシアガに抜擢され、更なるクオリティアップが望まれるアレキサンダー・ワンをはじめ、フィリップ・リム、アルトゥザラ、ジェイソン・ウー、トム・ブラウンらが、マークに続く次世代のデザイナーとして躍進を続ける中、今季は、オスカー・デ・ラ・レンタのアトリエに、かのジョン・ガリアーノがスタージュ(見習い)として3ヶ月だけ参加し新作製作に携わった、というビッグニュースが開幕前に流れて、大御所のコレクションがにわかに注目の的となりました。

 

他にも、恒例の「トレンド・エクスプレス」「パリコレ・バックステージ・ビューティレポート」、「オフ・ザ・ランウェイ」など、モード界の最新事情が一目でわかる、生きたコレクション情報満載の1冊です。

 

2013年4月20日発売、A4変型、188ページ・オールカラー、1,400円

 

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