380号の主なコンテンツ

(表紙:シャネル)

◆2017-18秋冬パリ オートクチュール コレクション

 公式参加数が36組に増えた今シーズンは、7月2日日曜日の午前10時から7月5日水曜日の夜20時半まで、連日ほぼ1時間きざみで、パリ市内各地においてコレクションショーが開催されました。
 シャネルはパリのシンボルであるエッフェル塔を実物大の大きさで、本物そっくりに舞台に再現して驚かせました。会場となったグランパレの、高い天井を突き抜けるかのようにそびえる塔のふもとでは、パリのシャン・ド・マルス公園さながら、緑の植木と砂のランウェイに木製のベンチがセットされ、招待客たちを出迎えます。ショーの冒頭に登場したツイードのスーツは、石畳を想わせる様々なトーンのグレーに、壺のように丸く膨らんだ袖が今季の特徴です。後半のカクテルドレスやソワレでは、カール・ラガーフェルドは夜のエッフェル塔をイメージしたと語ります。黒いシルクやチュールにマイクロスパンコールがきらきらと輝き、ハイウエストから量感たっぷりに広がるスカートのシルエットが、まるでエッフェル塔のようにダイナミック。頭にはボーターハットをかぶらせ、小粋なパリジェンヌの姿をよみがえらせました。
 ピエールパオロ・ピッチョーリによるヴァレンティノと、レバノン出身のエリー・サーブは、ヨーロッパの神話の世界にヒントを得ました。
 ジョルジオ・アルマーニとジャンバティスタ・ヴァリ、フェンディ、は、女性にとって永遠の憧れである「美しい花」を、ジャンポール・ゴルチエはロマンティックな「雪景色」を、マリア・グラツィア・キウリのディオールは「旅」を、 それぞれインスピレーション源に、独自のスタイルを生み出しています。
 ジョン・ガリアーノによるメゾン・マルジェラとヴィクター&ロルフは、手仕事の技をユニークな解釈で取り入れて、他と一線を画すクリエイティヴィティを披露しました。
 ほかにも、巨匠アズディン・アライアの新作コレクションなど、新しい顔ぶれも加わって、今季も見どころ満載です。

▲ページのトップへ戻る

◆ブシュロン ハイジュエリーコレクション

 今季のパリ オートクチュール期間中、老舗ハイジュエラーのブシュロンが最新作を発表しました。
 100点を超える壮大なコレクションは、その名も「イヴェール アンぺリアル(冬の帝国)」。真っ白な雪や透明の氷の世界に包まれた真冬の極北の地をイメージして、ホワイトゴールドにダイヤモンドとクリスタルをふんだんに用いたロマンティックなハイジュエリーがお目見えしました。
20世紀初頭まで存続したロシアのロマノフ王朝時代の、華やかな衣裳や、ロシアンバロック建築なども研究して、伝統的でありまがらも革新性があり、重厚感を感じさせながらも軽やかな、美しいジュエリーの数々を、高度な職人技を存分に駆使してゴージャスかつ繊細に作り上げています。
 このところ目がはなせないブシュロン最新作の魅力を、クリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌのインタビューも交えて、たっぷりとご紹介します。

▲ページのトップへ戻る

◆クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ

 今年でメゾン創設70周年を迎えたクリスチャン・ディオール。メゾンのこれまでの軌跡を、豊富な資料で振り返る話題の展覧会<クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ>が今期間中、ルーブル宮にあるパリ装飾芸術美術館で開幕しました。
 創設者であるムッシュ・クリスチャン・ディオールの生涯と、そのクリエーションの真髄を、後継者となる6名のアーティスティックディレクターによる作品も含めて、400点以上もの貴重なアーカイブで展観。
 美術館の広大な敷地をあますところなく使った、訪れる人を飽きさせない展示方法も話題を集めています。 今号では、パリ屈指のオートクチュールメゾン・ディオールの魅力に迫る本展覧会の模様を、7月3日夜に行われたオープニングパーティの模様と、ノルマンディーにあるクリスチャン・ディオール博物館にて同時開催中の展覧会情報とあわせて、詳しくお伝えします。

▲ページのトップへ戻る

他にも、パリコレ会場に集まるファッショニスタ達の個性あふれる着こなしをキャッチした「オフ・ザ・ランウェイ リポート」、来春のトレンドを先取りする「クルーズ&リゾートコレクション」など、コレクションにまつわる情報を豊富なヴィジュアルと共にお届けする、充実の1冊です。

(2017年8月21日発売、A4変型、188ページ・オールカラー、1,440円・税込)

ご購入方法は  申込方法はコチラ
閉じる